3.中粒種はカリフォルニア州が作付け面積(48・9%)、生産量(61・7%)ともにトップ。


シェア6割を誇る生産量から、こちらは"中粒種のカリフォルニア"と位置づけることができる。


4.カリフォルニア州の単収が、中粒種、長粒種とも南部諸州より図抜けて多い(中粒種は単収2位のアーカンサス州の40%増、3位のテキサス州の72%増。長粒種は2位のテキサス州の35%増、3位のミシシッピ州の38%増)。


その理由は主として、カリフォルニアの肥沃な土壌と乾燥気候、および品種のせいだとみられます。


単収の多さが、生産量シェア6割を達成している理由でもあるのです。


次に農家数と栽培規模などについて、日本と比較しながら、特徴的な点を挙げてみましょう。


・アメリカのコメ農家の平均耕作面積は112・8ヘクタール(28ニエーカー)で、現在の日本の平均である0.6ヘクタールの188倍になる。


これは、日米間のコメ事情をみるとき、絶対的な差として留意すべき点でしょう。



アメリカのコメ農業の現状を、まずは生産面からみてみましょう。


アメリカでは、カリフォルニア米と呼ばれる中粒種(ジャポニカ系)のほか、長粒種(インディカ種)、それと少しの短粒種(ジャポニカ種)が作られています。


ただし、日本のように全国で作られているのではありません。


西海岸のカリフォルニア州と、南部のアーカンサス、ルイジアナ、ミシシッピ、テキサス、ミズーリの計6州で作られているのです。


では、どの州で、何がどの程度作られているのかを、まず見てみることにしましょう。


州ごとの粒種別作付け面積と生産量の年次変化を示したものがあります。


これからアメリカのコメ作りについて、次のような特徴が分かるのです。


1.長粒種はアーカンサス州が作付け面積(全体の51・8%)、生産量(52・2%)ともに全体の半分以上を占め、断然トップである。


2.長粒種を南部対カリフォルニア州(西海岸)でみると、南部が99%以上を占め、南部のコメ、イコール長粒種をはっきり性格づけている。



207エーカーの届け出区画が、25%減反して、5万ドルの補償金をもらう過不足のない区画面積という計算になります。


ただし、減反率が25%より大幅に増えると、過不足なしの区画面積は207エーカーより増え、250エーカーに近づくわけで、彼の区画割りにはそれなりの意味があるのです。


彼は、250エーカーの区画にし、実際には207エーカーに対する155エーカーにしか作付けしていないのです。


よって、彼1人の全体の収支黒字は、1エーカーあたりの黒字122・5ドルの155倍をすればよいことになります。


すなわち1万8987ドル、約1万9000ドルです。


これは自分の労働費も引いたあとの粗利ではありますが、機械や施設に対する設備投資のための積み立てなどを考えると、不十分な額でしかないでしょう。


もちろん、彼の2人の弟にも、会社にも同額の利益が出る(別に6区画の賃貸利益もある)にしても、です。


大規模農業といっても、アメリカのコメ専業農家の経営は、徹底した機械化によるダイナミックな農作業とは裏腹に、予想以上に厳しい、というのが実情のようです。



アメリカのコメ農業も、価格の低迷、生産コストの上昇などで、政府の保護なしでは成り立たない厳しい状況にある・・・


ということがうかがえるのです。


最後に、彼1人(1耕作者として)の全体の黒字はいくらかを出しておきましょう。



122・5ドル(1エーカー)の250倍(耕作区画250エーカー)ではダメだと、彼は次の数式を示してくれました。


5万ドル ÷ 322・5ドル = 約155エーカー


上限の補償金(5万ドル)を1エーカーあたりの補償金で割って得たこの数字(155えーカー)は、上限の補償金をもらうための"過不足のない耕作面積"を示しています。


つまり、過不足のない耕作面積というのは、それより少ないと、5万ドルに満たないですし、多い分には、いくら多くても5万ドルで打ち切り、という数字です。


では、155エーカーが過不足なしの耕作面積であるとして、それに対応する届け出の区画面積(89年はその25%減反が条件)はいくらになるのでしょうか。



アメリカの大規模農家の経営収支をみてみます。


1エーカーあたりではどうなのでしょうか。


まず、収入。


第一にコメの販売収入ですが、1cWtを仮に通年平均6ドルで売り(カリフォルニアの大手精米業者の「コメット・ライス・ミル」と取り引き)、1エーカーの収量を75CWtとすれば、450ドル(6×75)の収入になります。


所得補償金は、1エーカーあたり322・5ドル。


すると、収入の合計は772・5ドルになります。


一方、1エーカーあたりの生産コスト(支出)は物財費、人件費、地代など1切合財で650ドル。


農家の主は、あれこれコスト・カットに努めていますが、やはりこれだけかかってしまうのです。


よって、収支は、1エーカーあたり122・5ドル(772・5-650)の黒字ということになります。


ただし、その内訳を見ると、コメの販売高の450ドルより、コスト(650ドル)が200ドルも多く、所得補償金なしでは、エーカーあたり200ドルもの赤字という計算になるのです。


補償金の322・5ドルの中から赤字を穴埋めして、ようやく122.5ドルが残ることになるわけです。



A.D.1世紀のギリシアの医師ディオスコリデスは、イチジクから酒を作っていたと記しています。

しかし、古代ギリシアの人々、特に貧しい人々が、どの程度イチジクのことを知っていたのかはよくわからないそうです。

彼らはイチジクを生や、干してから焼いて食べていたそうです。

また、第二次世界大戦中、砂糖が手に入らなくなったイタリア中部の人々は、何とか甘いものをみつけようとして、干したイチジクで甘味をつけていたとのこと。

ローマの入々はイチジクを大切にし、ローマの中央にあった大広場に何世紀にもわたって、Ficusruminalis(rumen=乳房の意から)を植えていました。

これはB.C.753年にローマを建設し、その最初の王となったロムルスと双子の兄弟り一ムスが乳児のときに捨てられ、オオカミの乳をこの木陰で飲んで育ったといういい伝えからきたものです。

予言者はこの木の枯れるのを悪い出来事の前ぶれと予言したので、木が倒れそうになるとすぐに新しい木に植えかえ続けました。

聖書にでてくるエジプトイチジク(Sycamor)は北アメリカに分布し、大きく枝を広げ、小さな甘い実をたくさんつけます。

古代エジプトでは、この木は腐敗しないとみなされ、古代エジプト王の棺はこの木で作られていました。

"カリカ・イチジク(FicusCQTZCQ)"は、食べられるイチジクの中で最も実が大きく、その分布域が広いことでも重要な果物です。

地中海からペルシアを経てカナリァ諸島に至る幅広い分布域には、古代の文明の発達した地方がすっぽりとおさまっています。

この学名は、小アジァ南西部にあった古代カリア(Caria、トルコのエフェソスからハリカルナッソスにかけた地域)にちなんでつけられたもので、果実は最も甘いとされています。

ギリシア人はイチジクの木をSykeaと呼び詩人ホーマーの大叙事詩『オデュッセイア』にはSykeという省略された形ででています。

実をsykonと呼んでいたので、それから木の名前となったものなのでしょう。

バンヤンノキ(インド原産)、またはベンガルボダイジュと呼ばれる不思議な木は、ときには1本の木が一つの森林となるほどに大きく広がります。

これは、パゴダイチジクの一種で、神聖な木とされ、神社のまわりに植えられています。

枝から気根が地面に向かって下がり、そこから新しい幹がでて枝をはる。

これをくり返し、一つの木で小さな森を作るといった生長をとげます。

マケドニアの王、アレクサンダー大王の軍勢が、この木の陰で休息できたという話もあるそうです。

時代が下ってからは商人がこの木の下に集まり、取り引きをする習慣となったので、この木は商人階級を表わすbanyanの名をとって、バンヤンノキといわれるようになりました。

イチジクは珍しく、また古い植物なので、神話やいろいろな伝説の中に現われても不思議ではありません。

粘着性のある樹脂状の乳液を分泌しますが、毒性はなく、動物に有害なものは含まれていません。

ただ着生イチジクの根が、近くにある植物を包み込み、巻きつけて枯らせてしまうことがあるので、人々に何か有害なのであるかのような疑いを抱かせたのかも・・・・・?

インドに分布しているイチジク(Ficusreligiosa)が、こういう着生イチジクの一種です。

B.C.560年に釈迦は、この木の根元にすわっているときに、菩提(=さとり)をひらき、仏陀と呼ばれるようになりました。

インドでは、それ以来この木をテンジクボダイジュ(さとりの木)と呼んでいます。

イチジク類(クワ科)

イチジク類には900種ほどが属しています。

多いですよね~。

その数はほかの植物に比べてそう多くはないが、形と習性が個々別々であるという点では類をみません。

現在のイチジクは寒さに非常に強く、地理的にはオリーブと同じか、それより広範囲に分布しています。

このほか、すべての大陸の熱帯、亜熱帯に分布し、インドからマレーシアにかけての地域には特に多いです。

グリーンランドとモラビアで、化石が発見されています。

そのため祖先は、氷河時代以前にさかのぼるのではないかといわれています。

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