豊かな国々では、穀物消費量は年間800キログラムという高い数値に達しますが、これは穀物で飼育される家畜製品の消費量がその中に目いっぱい含まれているためです。
最低レベルのことを言えば、年間穀物消費量が長期にわたって180キログラム(1日に約500グラム)を下回る場合、人間は生きていくことができません。
このように、一国における平均穀物消費昼は、概してその国の住人の厚生の度合を表わす指標となります。
もっとも、この尺度が最高であるような国では、かえって健康が阻害されていると判定できます。
ある量を超えるとそれは豊かな先進国の消費レベルよりもずっと低い量ですが・・・
1人当たり穀物消費量の増大は、ほとんどが脂肪分の多い家畜製品に姿を変え、心臓病やガンを増やし、ひいては全般的に平均余命を低下させてしまいます。
穀物生産量もまた、所得以上に環境の悪化を敏感に反映するバロメーターです。
なぜなら、大気汚染や地球温暖化にともなう夏の高温化、それに森林消失の結果としての洪水の増加など・・・
農業の外部で起きる環境破壊によって、穀物生産はより直接的に影響をこうむるからです。