アメリカの大規模農家の経営収支をみてみます。
1エーカーあたりではどうなのでしょうか。
まず、収入。
第一にコメの販売収入ですが、1cWtを仮に通年平均6ドルで売り(カリフォルニアの大手精米業者の「コメット・ライス・ミル」と取り引き)、1エーカーの収量を75CWtとすれば、450ドル(6×75)の収入になります。
所得補償金は、1エーカーあたり322・5ドル。
すると、収入の合計は772・5ドルになります。
一方、1エーカーあたりの生産コスト(支出)は物財費、人件費、地代など1切合財で650ドル。
農家の主は、あれこれコスト・カットに努めていますが、やはりこれだけかかってしまうのです。
よって、収支は、1エーカーあたり122・5ドル(772・5-650)の黒字ということになります。
ただし、その内訳を見ると、コメの販売高の450ドルより、コスト(650ドル)が200ドルも多く、所得補償金なしでは、エーカーあたり200ドルもの赤字という計算になるのです。
補償金の322・5ドルの中から赤字を穴埋めして、ようやく122.5ドルが残ることになるわけです。