周囲の高層ビルは、15階はあるでしょうか、それらのビルは対称形に配置され、広場を両側から囲んでいます。
広場の中央には大理石を張りつめた台座の巨大な噴水があり、涼しげに水を吹き上げています。
わたしが感心したのは、その空間があまりに厳格なプロポーションの計算のもとに成立していたからです。
駅から広場の西の端に出て振り返ると、ちょうど真正面の一番奥に、ペリの「ワン・カナダ・プレイス」が鎮座しています。
そして、両翼には薄茶色のいかにも懐古趣味の外壁を持った高層ビルが、高すぎもせず、近過ぎもしない絶妙のバランスで配されているのです。
広場は通常の街路より数段高く設定されていて、それ自体も存在を主張します。
噴水は見事に両翼と奥の高層ビルのシンメトリカルな配置を強調する位置に配され、眺めているだけで体がびしっと締まってくるような緊張感があります。